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- 2019.12.29 Sunday
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【旅なはなし】
旅舌遺産・5号:丹東(中国)
こんばんは。
上海蟹です。
先週,
お約束したように、
出張で行っていた中国と北朝鮮の国境の街の事を報告させてもらい
今日北朝鮮は核実験をしたのでとてもタイムリーな投稿となりまし
この街、丹東(たんとう、中国語読みで「ダンドン」)
中朝貿易最大の物流拠点です。国境は鴨緑江(ヤールージャン)
北朝鮮側は新義州(しぬいじゅ)と言う街です。
国境の街って世界各国独特な雰囲気があります。
特に言葉。
ここでは中国語と朝鮮語が飛び交ってました。
物資の流通も盛んで活気があります。
川にはパッと見、
2本の橋が両岸に架かっています。
一本は電車やトラックなどが往来する、
中朝友好橋(ちゅうちょうゆうこうはし)、
片方の橋は1950年代朝鮮戦争の際に国連軍に爆撃され不通とな
補修されることなく現在に至っている鴨緑江断橋(
この橋は本当に途中までしかなく、
北朝鮮側には橋げたしか残っていません。
これが橋がこの街の持つ役目を物語っています。
朝鮮戦争の時には中国は中国人義勇軍や援助物資ををここから北朝
この街に来る観光客はほとんどが中朝国境遊覧船で北朝鮮側を見物
ほとんどが中国人観光客です。
一時間ほどの行程ですが最初に対岸の北朝鮮側には動かない観覧車
川岸にはまばらに人影が見えます。
とても閑散としている場所には北朝鮮の旗が見えます。
AK47ライフル銃を構えた兵隊達がパトロールしていて、
機嫌がいいと笑顔でこちらに手を振ってきます。
何とも言葉では表現しにくい風景がそこにはあります。
遊覧船遊覧船乗り場のあたりには北朝鮮グッズが売ってるお店が出
今回はその遊覧船が客不足のため出向しませんでした。
そこで私と同僚は、
スピードボートをチャーターしてベテラン操縦師さんに案内しても
マイナス20度以下なのでスピードのある船上では感覚が無くなる
あっという間にある岸に着いてしまいました。
私と中国人同僚は他界を見合わせて『?』となり、
操縦師に話しかけました。
『もしかして、ここって北朝鮮?」と聞くと、
「そうだ。」と爪楊枝をシーシーさせながら答えました。
私達は一瞬、ゾッとしました。
そうすると、
向こうから北朝鮮の兵隊がやってくるではないですか。
「ヤバい、いこう」といっても操縦師は動じず、
「タバコ持ってるか?」と聞かれ、
「あの兵隊にタバコをあげれば喜ぶよ。」と言ったので、
中国人同僚が4−5本すぐそばまで来た兵隊に渡しました。
そして何事も見なかったし、
何も無かったようにその場を離れていきました。
こっちは小便ちびりそうなくらい心の中ではパニクってました。
旅行者が北朝鮮側に近寄って、
お菓子やタバコをあげるのは普通に行われているそうです。
30分くらい北朝鮮に最も近い地点をみて、
我々は無事中国側に帰ってきました。
その夜は北朝鮮国営とされるレストランに入り、
美味い朝鮮料理と酒を意識がなくなるまで堪能しました。
丹東の観光はこれだけではありません。
中国側最東端万里の長城の虎山長城、
そして朝鮮戦争の博物館、
抗美援朝紀念館は必見です。
同じ社会主義国家なのに全く違った国々を一度に見れる丹東は、
ハードコアーな旅人には推薦出来る場所です。
それでは。
【旅なはなし】
初めての1人旅。とのことで、食卓は賑やかになりました。
小室氏、漁協氏、なんとそれぞれから大量のあわびの差し入れが。
そして、かにさんからは、先々週に頂いたどぶろくとあわせて、
久々の神田淡平の唐辛子煎餅が。この様子ばかりは放送で聞いてみてください。
そして、今週は旅舌遺産4号が認定。たかしひろしから。
旅舌遺産・4号:赤川鉄橋
ご無沙汰しております。
忙しなさにかまけてサボり癖が出てしまいましたが、
先週鉄吾郎さんから「最近、鉄分が足りない」とのお叱りを受け
慌てて旅舌遺産のネタを仕入れにいきました。
今回は橋部員として鉄×橋のコラボレーションを紹介します。
ですが、以前紹介したスイスの「ランドヴァッサー橋」は紹介しましたし
兵庫県香美町の「余部鉄橋」は既に半分撤去されてしまい
写真のような壮大な佇まいを拝むことはできません。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ラントヴァッサー橋
http://www.town.mikata-kami.lg.jp/www/contents/1106807474843/index.html
しかも、どちらもガイドブックに載る程メジャーなもの。
そこで、旅鉄舌っぽく、ちょっとマニアックな橋を御紹介。
大阪市にある、通称「赤川鉄橋」です。
正式名称を「城東(じょうとう)貨物線淀川橋梁」といい、昭和4年に完成しました。
淀川にかかる約610メートルの橋で、大阪市東淀川区から対岸の都島区に架かっています。
名前の通り貨物専用線が使用する鉄道用の橋で、複線分の幅員をもっています。
ですが現在は単線運行なので、未利用部は赤川仮橋と名づけ板張りをして歩行者の便に供されている現況です。
言葉では上手く説明できないので、写真をご覧ください。
http://teamyoshida.web.fc2.com/20110503_1.html (他人様のブログ)
さて、認定の判断をしていただくにあたり、昨日の夕方、現場を確認しに行きました。
以前訪れたとき比べ、道床が木の柱から鉄板に変わっていたものの
相変わらず通勤通学の自転車や買い物に向かう歩行者が結構通っていました。
すると運良く、時刻表にない回送列車が通過!
同じ橋の上なので振動が凄く、真横を通るので迫力満点!!
なんとかiPhoneで映像を押さえることができました。
http://www.youtube.com/watch?v=0XDD57emb4s&sns=em
そんな赤川鉄橋ですが、残念ながら今年の秋で歩行者通行止めになってしまいます。
理由は、この貨物線が「おおさか東線」という旅客線に転用されるため
その改修工事に入るためです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130120-00000512-san-soci
これまで歩行者通路として利用してきたスペースは、
本来の用途である線路が引かれることになり、
利用者は約1km上流の橋まで迂回しなければなりません。
新線ができて乗客の利便性は向上するものの、地元民は不便を強いられる。
深く考えると難しい問題ですが、この珍しい光景を見られるのは今だけ、
ということなので、大阪で時間が空いた時には是非お立ち寄りください。
一日数本の貨物列車通過時間に合わせると、もっと楽しいですよ!